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24時間利用駐車場排気ファンの省エネ運用

2025.03.10
お悩み相談室

【相談】:
出入りの少ない駐車場の排気ファンが長時間運転しています。安全に、かつ、簡単に省エネできる方法を教えてください。

A:
今回の相談は、地下階が工場で地上階がオフィステナントである複合ビルのオーナー企業の省工ネ担当者から寄せられました。
ビルの契約者専用地下駐車場の排気ファンが長時問運転しており、駐車場の空気汚染物質(車両排気ガス)の中で、特に人体に顕著な影響があるのが一酸化炭素(CO)濃度で、重要な管理指標とされています。そこで、利用者の安全を確保しつつ、機器の運用方法を簡単に改善するために、CO濃度センサー測定値(表示値)をIoTカメラで読み取り、データを収集し調査結果を基に駐車場の空気質指標を把握して省エネを行った事例です。

今回は既存の排気ファンのスケジュールを変更して省エネを図りましたが、通常は空気汚染物質である一酸化炭素の濃度をセンサーで感知し、排気ファンを自動運転またはインバーター運転する方法が主流です。この方法では電気工事や計測機器、自動制御盤の改造が必要となりますが、設備監視員が常駐していない施設でも運用が可能で、省エネ効果が期待できます。省エネは地球温暖化対策に効果的です。皆様の建物や施設の設備に当てはめて実施可能かどうか、
ぜひ模索してみてください。

キーワード:一酸化炭素濃度・CO濃度センサー・IoTカメラ・警報・VPN