設備異常の早期把握と対応
2025.02.10
お悩み相談室
【相談】:
設備の異常をできるだけ早く把握するのによい方法があったら教えてください。
A:
設備の正常な運転を維持するには、設備に異常が生じた場合、速やかに、かつ、確実に状況を把握し、対処方法を判断することが求められます。設備の運用状態や警報は、ITやネットワーク技術の進化とともに、現地だけではなく建物外で把握するなど、さまざまな方法によって確認することが可能になっています。
標準的な方法は、監視室に設置されている中央監視装置での異常状態の把握です。機器の異常停
止、温湿度異常、圧力異常などは、中央監視装置の画面や警報音、パトライトで把握可能です。
ただし、警報の早期把握には、当然のことですが、監視室に管理者が在室している必要があります。
そこで今回は、設備の異常を早期把握し、効率的に管理するための方法を紹介します。
中央監視装置での設備異常の発見に加え、センサーやネットワーク技術を使うことでより早期に確実に設備異常を発見することができます。また、建物常駐者での保守に加え、建物外でのサポート組織を活用した組織的な監視によって、保守管理の品質が向上します。建物の保守管理方法として是非参考にしてください。
キーワード:中央監視・IT・無線IoTセンサー・警報・VPN