ITやAIがもたらす変革の波
2024.10.11
お悩み相談室
【相談】:
IT活用が進むと、ビル管理業界は将来どうなるのでしょうか、と若手社員から質問されました。
AI(人工知能)の普及で仕事がなくなるといった事態になるのでしょうか。
A:
ビル管理業界で働く人たちは、膨大なアナログ情報に囲まれて仕事をしています。しかし、世の中のDX という流れの中で、アナログ情報をデジタル化し、それを AIによって業務処理していく構図は、ほかの業界と同様にこれからの必然です。今後、新築ビルのデジタル化は加速度的に進みますが、手つかずの古い施設も膨大なストックとして残っていて、これらのデジタル化も重要な課題です。竣工後の更新サイクルが建物構造体で約50年、設備で15年程度とすると、1棟の建物の生涯で最低2回の設備更新が発生し、その都度デジタル化が必要になります。デジタル化を進める際の対象と要素技術を示します。
今回はデジタル化の必要性、管理業務の負荷の変化や今後のビル管理会社に期待される点などについて述べています。
難しい課題の答えになっているより、若手への老人からの期待と受けとって貰えれば充分です。
キーワード:AI、IT、ICT、PDCA、ビル管理業務、DX、
※掲載紙面は、発売から6か月後(2025年4月頃)の公開予定です。